当サイトで一番のヒット数を誇る「メガネパーツの名前の由来」
前回の記事では「結局わかりませんでした・・・」と書いた
「智」の由来がようやくわかりました!
ちなみに、「智」と書いて「ち」と読みます。
前回記事はこちらから
>「意外に知らないメガネパーツの名前とその由来」
今回は「智」の部分だけのご説明になりますので、ちょっと掘り下げてお話します
「智」ってどの部分のこと?
前回のお話では「ブロー智」部分の説明だったため、
どの部分かはちゃんと説明していなかったのですが・・・
「智」というのはフロントからテンプルにつながる辺りの部分全体を言います
わかりにくいですね
つまり部品単体のことでなく
この辺です。
いろんな「智」のデザイン
部品単体の名称ではないので
プラスチックフレームでも
メタルフレームでも
ハーフリムのフレームでも
この部分を「智」といいます。
どんな時に使う言葉?
さて、なかなか馴染みのないこの「智」という言葉
メガネ屋さんやメーカーさんでは
「智の部分のボリュームをつけてインパクトのあるデザインに・・・」
「このメガネは智の部分のラインがきれいですね」
「このフレームは智が張ってるので横幅がしっかりありますよ」
などなどメガネのデザインや構造の特徴を伝える時に使っています。
まさかの由来
実はこの「智」という呼び方が生まれたのは結構古いらしく
いろいろと調べたり聞いてみたりしたのですがなかなか分かりませんでした。
とはいえ、「智」という漢字は「賢い」とか「悟り」という意味ですし
「ヨロイ」とか「モダン」みたいな軽い(?)名付け方とは違うはず!
きっとすごく難しい理由があったのでは・・・!
と、ちょっと気合を入れて調べてみました。
そして、ようやく探し当てた
「メガネ業界の生き字引」的な職人さんから教えていただくことができました。
Q : なんで「智」っていうんですか?
職人さん:「智」の部分をよく見てください。
何かに形がよく似ているでしょう?
そう、横から見た「女性の胸」です。
※当ページは比較的マジメな読み物サイトですので、一部マイルドな表現に差し替えております。
・・・
「ちち」→「ち」→「智」
だそうです。
坦々と真顔で語ってくださいました。
すごいですね。
なんていうかもうモノ凄いオッサンの発想だと思います。
そして由来がわかってからもう一度言葉の使い方を振り返ってみると大変ですね。
というわけで、メガネ屋さんでも知らないメガネ用語の由来のおはなしでした。
知らないままでも良かった気もしがしますが・・・